映画ジャンルでフリーランスライターとして活動する安藤エヌ氏がSurfvoteで「アセクシャル=無性愛者」をテーマにしたイシューで意見を募集し、投票結果を公表!
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「アセクシャル当事者を扱った恋愛映画やドラマが増えるべきだと思う?」というイシュー(課題)について11月30日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。
■イシュー発行の背景
セクシャルマイノリティ(LGBTQIA+)の中のA(アセクシャル)は、「他者に対して性的欲求・恋愛感情を抱かないセクシュアリティ」のことである。無性愛者とも呼ばれる彼らは、先に挙げたような異性、ないし同性への性愛的感情を持たない。しかし、だからといって愛を自覚しないというわけではむろんなく、友愛や親愛のような感情を抱くこともある。そんな彼らにスポットライトを当てた作品が多くない現状について、皆さんがどう考えるかSurfvoteを通じて意見を募集した。
■投票の詳細
イシュー(課題):アセクシャル当事者を扱った恋愛映画やドラマが増えるべきだと思う?
https://surfvote.com/issues/b6wc77yqi6lg
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2023年10月18日〜11月30日
有効票数:34票
■投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)
時代の変遷に合わせ、アセクシャル当事者を扱った恋愛映画やドラマを増やすべき 29.4%
- 色々な映画があっていいと思うので、今の時代にあったアセクシャル当事者を扱った恋愛映画が増えてもいいと思います。
恋愛映画やドラマという括りでアセクシャル当事者を登場させなくても良いと思う 35.3%
- 社会の実情に合わせてそういう忖度をして作っていると感じながらドラマや映画を観たくないです。
当事者たちの意見を尊重すべき 14.7%
- 私自身には該当せず、理解できないことも一部あるのは事実だが、だからといいマジョリティによって表現や恋愛の自由を妨げるべきでないから。
アセクシャルと関係がなくても、性愛を全面に押し出した物語ではない恋愛映画やドラマがもっと増えるべき 14.7%
- 恋愛映画やドラマは特定の恋愛ステレオタイプを強調する傾向があるので、逆に性愛を全面に押し出した物語ではない恋愛映画やドラマが増えても個人的には良いと思います。
その他 5.9%
- 商業としても芸術としても評価される作品を作ればいいだけだと思いますし、評価にアセクシャルという論点は不要だと思います。
■このイシューを書いた 安藤エヌ氏
日本大学芸術学部文芸学科卒。フリーランスライターとして2019年から活動。現在は主に映画ジャンルでの執筆を行っている。これまでの掲載先は Real sound、rockin’on、マイナビウーマン、ダ・ヴィンチ、主婦と生活社など。セクシャルマイノリティ/ジェンダー分野に興味を持ち、クィア映画を積極的に鑑賞し、自費出版でオリジナルクィア小説を発行するなど、常に多角的な視点を持ち自分の言葉で発信することを信条としている。
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Polimill社は社会デザインプラットフォーム『Surfvote』を開発・運営しているICTスタートアップ企業です。社会におけるさまざまな課題や困りごとをSurfvoteにイシューとして掲載し、イシューは週におよそ3~5件発行されています。どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。Surfvoteで集めたみんなの意見や結果は、適宜提言書などに取り纏め、関係省庁や政治家、関連団体に提出しています。 https://surfvote.com/