映画ライターの安藤エヌ氏が問題提起。ディズニー映画実写版「リトル・マーメイド」のアリエル役に黒人起用で議論に。登場人物の人種・ジェンダー要素と同じ要素を持つ俳優をキャスティングするべきだろうか?
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は2023年7月5日、新イシュー「白人の役は白人に、トランスジェンダーの役は当事者に。映画における配役をどう思う?」についてSurfvoteで意見投票を開始しました。
https://surfvote.com/issues/2zlul1aumcsx
■白人の役は白人の俳優が、黒人の役は黒人の俳優が、トランスジェンダーの役は当事者が演じるべき?
ディズニー創立100周年記念作品の実写版『リトル・マーメイド』では、主人公のキャラクターであるアリエルをアフリカ系にルーツを持つ黒人歌手ハリー・ベイリーが演じたことが話題に。白人キャラクターを黒人に演じさせることは、ディズニー側の過度なポリティカル・コレクトネス(人種、信条、性別、体型などの違いによる偏見や差別を含まない中立的な表現をすること)だとする意見があがりました。ディズニーは、今回のリトル・マーメイドの作品だけではなく、これまでもリメイク作品でキャラクターの人種変更「カラー・ブラインド・キャスティング」を行ってきています。
これと同様に、LGBT理解増進法案への批判が国内で相次ぐ中、トランスジェンダーの役は当事者が演じるべきか否かという問題も、注目するべき課題だと安藤エヌ氏は指摘しています。安藤氏はセクシャルマイノリティやジェンダーに関心の高い映画ライター。この7月よりSurfvoteオーサーに参加していただき、今回のイシュー(課題)を執筆いただきました。ディズニーがカラー・ブラインド・キャスティングを行う理由、当事者ではない俳優がトランスジェンダー役を演じた時の率直な思いなど、非常に考えさせられるテーマです。Surfvoteでは、このテーマについて、10月15日まで投票を募集しています。
■問題提起いただいたオーサー 安藤エヌ氏
日本大学芸術学部文芸学科卒。フリーランスライターとして2019年から活動。現在は主に映画ジャンルでの執筆を行っている。 これまでの掲載先は Real sound、rockin’on、マイナビウーマン、ダ・ヴィンチ、主婦と生活社など。 セクシャルマイノリティ/ジェンダー分野に興味を持ち、クィア映画を積極的に鑑賞し、自費出版でオリジナルクィア小説を発行するなど、常に多角的な視点を持ち自分の言葉で発信することを信条としている。
■Surfvoteとは?
当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。各イシューで投票・コメントしていただいた1人1人の意見を大切に扱い、社会を前進させるために寄与したいと考えています。https://surfvote.com/