数理統計研究所の「日本人の国民性調査」をもとに宗教学者の岡本亮輔氏がSurfvoteで提起。
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「宗教と科学はどのような関係にあるのか?」というイシュー(課題)について12月31日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。
- 宗教と科学はどのような関係にあるのか?
日本では宗教と科学はどのような関係にあるのでしょうか?科学があれば、宗教がなくても充実した人生を送ることができるのでしょうか?数理統計研究所の「日本人の国民性調査」によると「宗教についてどう思うか?」問うた際、「宗教と科学の協力」が大切と回答した人の割合が最も高かった一方で、「科学の進歩や宗教の力で人は救われない」と回答した人の割合が次に多いという、興味深い結果になりました。この調査をもとに、Surfvoteでは平等で公平な社会・個人の幸せを実現するために、宗教と科学はどのように関係していると思うか?ひろく意見を募集しました。イシューはこちら:https://surfvote.com/issues/uqlgfp3zs4dn
- 投票の詳細
イシュー(課題):宗教と科学はどのような関係にあるのか?
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2023年11月10日〜12月31日
有効票数:53票
- 投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)
平等で公正な社会を築き、個々人が幸せな人生を送るのに宗教は不要である 20.8%
宗教で幸せな人生を送ることは可能だと思う。でも宗教でその人は幸せになれたとしても身近な人を巻き込んでその人たちを不幸にしてないだろうか。
平等で公正な社会を築き、個々人が幸せな人生を送るには、宗教と科学が協力することが不可欠である 26.4%
科学は物質的に豊かにしてくれ、宗教は精神的に豊かにしてくれる気がします。
科学の進歩と平等で公正な社会や個人の幸せは無関係である。これらを実現するのに必要なのは宗教だけである 7.5%
科学が進歩しても、宗教の力でも、平等で公正な社会や個人の幸せは実現されない 34%
科学でも宗教でも平等で公正な社会や個人の幸せは実現されないと思います。まず平等って不可能だと思います。しかもみんな平等になんて望んでいるのか。
その他 3.8%
宗教と科学の協力は、平等で公正な社会を築き、幸せな人生を送るための一つの方法ですが、それが常に不可欠であるわけではないでしょう。社会や個人の幸福には経済的な要因、教育、政治、文化、環境など多くの要素が関与しており、これらの要素が相互に影響し合う複雑な関係にあります。
わからない 7.5%
科学や宗教で人々が幸せになれるか、その二つが幸せに関係してくるかわかりません。
- このイシューを執筆した岡本亮輔氏
専門は宗教学と観光学。
著書に『宗教と日本人―葬式仏教からスピリチュアル文化まで』『聖地巡礼―世界遺産からアニメの舞台まで』(中公新書)、『江戸東京の聖地を歩く』(ちくま新書)、『聖地と祈りの宗教社会学』(春風社)など。
近刊に『創造論者vs.無神論者ー宗教と科学の百年戦争』(講談社選書メチエ)。
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